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Love Album Interview 1995
アルバム「寵愛」インタビュー(1995年)



アルバム「寵愛」インタビュー(1995年)

このインタビューは1995年、アルバム「寵愛」(ロックレコードより)リリース直前に行われたもの。

これはめぐりあわせですね。七年前、私はレスリーに香港の自宅でインタビューしました。話の尽きない夜になりました。そのときは、彼は芸能界を引退してカナダに移住することにしたと明かしました。そして今回は、バンクーバーのお宅にお邪魔していて、また歌手に戻るつもりだと話してくれている。そんな彼への質問はこうです。なぜ人気絶頂の時期にやめてしまったのですか?プレッシャーと社会的人間関係のせいですか?そしてこの七年間で、求めていたものを手に入れたのでしょうか?

その通り、今は仕事でプレッシャーをあまり感じなくてすむのでほんとうに嬉しい。七年前はいつも人前にさらされていた。たまったものじゃなかった。自分の目標は当時すでにクリアしていたんだ。休みたかった。歌ったり演技したりはもうたくさん。ようやく歌手を引退して、ひと区切りつけることにした。長い休暇のあとまた映画に出ないかというオファーがあり、香港に戻ってみたところ、全てが以前とは違うと気付いた。選択肢が増え、将来への展望がひらけてきた。そういうわけで映画を続けている。

あなたの作品を見直すのはたのしい。青春ものからはじまって、徐克、王家衛、陳凱歌。とてもよく考えて作品を選んでいるなと思います。あなたが出演作に求める基準は何ですか?

特に基準はもうけていない。芸術的なのを撮りたいから有名な監督としか組まない、なんて言ったこともないし。僕の辞書では、映画は商売だけでも芸術だけでもない。その両方が合わさっているのがいい作品だと思う。例えば楽しみながら何かを学べるとかね。

香港は金儲けに熱心なところだから、映画作りというと金を真っ先に問題にする人たちがいる。どんな作品かは二番手ってこと。「覇王別姫」を撮れたのはほんとに運が良かったよ。香港に戻る前に、陳監督が僕に目をつけてくれた。ただ当初は契約内容に問題があってね、結局は辞退した。そうしたら再び依頼がきた。我々が求めているのは優れた脚本に基づきすばらしい作品を撮ること、そう考えて最終的に受けることにした。うまくいくかどうかは分からなかった、ただ陳監督と仕事をしたかったんだ。

「覇王別姫」を撮る前にどれくらい陳監督のことをご存じでしたか?信頼を置いていました?

仕事を始める前に多少は調べてみた。作品を観ていくうちに、彼にも夢があるんだなと分かった。一緒にやってみたら共通点がたくさんあって、しまいには親友だよ。僕を自分の専属にして毎回使いたいと言っていた。そんなにまで僕に惚れ込んでくれる監督に出会えて幸せだね。また一緒に働くつもりだ。

 役者に比べ、歌手としてはどうでしょう?その二つはつながっているのでしょうか?映画出演を決めるにあたり、一番大事なのは脚本ですか?

そう、脚本こそが最も重要。そして映画製作にはチームワークも欠かせない。人間はそうそう独りじゃいられないものだと大人になって分かったさ。うまくやろうと思ったら力を合わせなきゃならない。80年代の僕の歌い方って、自分で聴いてみて分かったけど、なかなかヒドイものだね。

長い中断を経て、あなたはカムバックします。プロモーション活動はどうされるんでしょう?ご自身をどう評価されますか、そしてファンはどうしたら喜んでくれるでしょう?

若い頃には戻れない。でももっとすごい僕を見せてあげるよ。自分のキャリアを客観的に見られるようになると、今は映画の他に何もないってことに気がつく。以前よりプロフィールに書くことが減ってしまっているわけだ。例えばプロモーションにはそれほど力を入れないつもりだし、賞レースにも参加しない。そうすれば作品そのものに専念できる。これだけの時間を経てなお僕のCDを買ってくれる人たちは、一体何を期待しているんだろうか?

ファンも僕も成長していたら嬉しい。彼らも皆大人になって、七年前と同じってわけじゃないだろう。もちろん若いファンがいることも知ってるよ。幅広い年代に受け入れてもらえてラッキーだ、だから余計に良いものを作るよう頑張らなきゃ。

あなたを欲しがるレコード会社は多々あったでしょうが、ロックレコード(滾石唱片)を選ばれた理由は?

誠実だから、というのが一番の理由。プロモーションをやたらに行わないという僕の考えに同意して、好きなようにやらせてくれるんだ。そんなレコード会社は珍しいよ。契約金額ばかり騒がれたのは面白くなかったけどね。金にはそんなに興味ないんだ。ロックレコードは台湾資本だけど、香港人歌手の僕をとても丁重に扱ってくれる。感動したよ。

そして彼らは、「歌手」としてのアルバム作りに熱心であると。

その通り、水準が高いんだ。お金を出すなら、優れたものでないと。

なるほど。しかしですよ、香港歌迷(ファン)が作品の善し悪しを判別できるものかどうか。あなたの狙いはそういう人々じゃないにしても。

実のところ、香港で売れようとは思ってない。無責任と思われるだろうが、本当のことだ。次のアルバムは國語の予定だし。ロックレコードから國語のアルバムをやってみないかと誘われたときは僕も驚いたけどね(注:従前のヒット曲は全て広東語)。ブランダ(DJの名)、もし君がロックの社長なら、レスリー・チャンに國語より広東語アルバムを作れと言うんじゃない?

その通りですね、ずいぶんと売れ線の曲ができるでしょうけど。

でしょ。ロックが僕で金儲けしようと思ってない証拠さ。

※ロックレコードは台湾を本拠地とする滾石唱片(ROCK RECORD CO.,LTD.)

ソース:
<英訳> Mei's Leslie MLより


和訳:KAYOKO
(2004.10.16updated)


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