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もういちど逢いたくて 星月童話

タイトル 原題 公開年 監督 ビデオ 日本公開
もういちど逢いたくて 星月童話 1999 ダニエル・リー 1999
【STORY】 解説 by まぁむ


八景島の景色に吸い込まれるように佇む、二つのシルエット。

「瞳、結婚しよう。僕と、結婚しよう。」 うなじに手を添え、抱き締める一人の青年。

人生の岐路を歩む二人、幸せの絶頂が足音を立てて、やってくるはずだった。
そこにあるものは、無残に破壊された乗用車。車の中で横たわる婚約者。
弾かれて、外に投げ出された、青年。その青年の目には額から血を流す彼女の姿。薄れゆく意識の中で、恋人への思いが溢れ出し、一筋の涙になる。


婚約者、瞳。残された彼女は、彼の全てを知り、現実を見つめるべく、香港に向かう。
彼のオフィスでは、青年達也の息吹がそのまま残っている。悲しみをこらえ、階下に降りて、見たものは・・・・・・・
風貌を変えて真っ直ぐに歩いてくる達也。
目が合い、いきなり抱きすくめられ、激しい口づけを受ける。瞳は、混乱し、受け入れる。やがて、気を失い、病院に運ばれた。

その男は、利用したに過ぎない瞳を、病院に置き去りにする。目覚めた瞳、必死に追い、疲れ果てた時、男が現れる。その車に乗り、部屋へ。

男は、一夜の女と踏んで、抱こうとするが、抵抗に合い罵声を浴びせた。
「婚約者に、似てるの。・・・・・・彼は、死んだ。」落涙する女に、動揺し、部屋を出る男。
帰って見ると、置手紙と、整頓させた部屋が待っていた。 「HITOMI・・・・・」



過去が自分にのしかかり、鏡の中の自分を呆然と見詰ている。
ふと、ベッドの下で、女が忘れていった、住所と小さな箱を見つけた。
その箱は、手巻きのオルゴール。涼やかな音色が、部屋中に広がってゆく。




ある、廃墟となった、ビルの一室が、男の舞台。そこで繰り広げられる犯罪に、終止符を打つため、潜り込んだおとり捜査官。それが、家宝その人だった。
しかし、同僚が手筈した計画は、見事になされず、自分が追われる羽目になる。
「何故・・・・・」 錯乱してゆく回路が、疲れとあいまって、汚れた狼と化す。
駆け込んだ先は、瞳のいるアパート。朦朧とする意識の中、オルゴールを手渡し、瞳にすがるように、倒れ込む。

柔らかなベッドで目覚めた家宝は、傍らの写真を見て、悟った。自分と瓜二つの顔。
床でうたた寝をしてる瞳にそっと近寄る。起きた瞳から婚約者の事を聞き、名乗りあう。
爽やかな風が吹き込む窓辺で、過去に触れた瞳の言葉を、早口で遮った。

家宝は、事の真相が知りたかった。同僚の前に現れ、手の内を明かす。
信じている友・・・・・

アパートに帰り、自分は消えようと、置手紙を書くが、ベッドで待ちくたびれた瞳の寝顔に、安らぎを覚え、手紙を上着のポケットに仕舞い込む。用意された食事、演出された明かり、日常恋人たちが過ごす時間をシュミレーションして、達也になっている家宝。

「夢をみさせて もういちどだけ」 「一日だけ 達也に・・・」

几帳面な達也が残した、ノートがガイドブック。それをなぞり、デートする二人。映画館ではしゃぐ瞳。出会いがフラッシュバックして、家宝を見つめ言葉をかける。
腕を組み、街を楽しそうに歩き、達也の予約したレストランへ。そこでは、家宝ではない、三沢達也。ワインを飲みながら、感謝を告げる瞳にケーキが運ばれてきた。カットして窓に駆け寄り、悲しみをこらえている。そんな瞳に、花を贈りながら、その辛さを受け止めて、抱き締めた家宝。

何かが、変化し始めて、二人の間がつむがれてゆく。

モヤがかかって、あたりが見えないピーク。
それを見るまでは、続けようと、家宝は言い、ゲームセンターに連れ出し、恋人を装う。それは、装っているのか、本心なのか、二人とも気付かない。
家宝は部屋に案内し、入ってゆくと異変に気付く、気付くと同時に、銃の乱射。侵入者は、同僚の部下。親友に裏切られた事を確信したが、このまま捕まれば、潔白は証明されない。追われるまま、逃げてバスに乗り、瞳を手放そうとする。

「まだ 夜景見てない」と言う、瞳の手を強く握り返した。変化が大きくなってゆく。

税関ゲートを別々に出た二人は、この僅かな時間に自分の気持ちに気付く。
遅れて出てきた瞳、それを探していた家宝、吸い寄せられるように、抱き合い、激しく口づける。どのくらい時間が流れたのか、確めるのには充分な時間。

「アンダー・カバー」おとり捜査官。身分を明かし、瞳は誇りに思う、と言う。「私が、助ける」と。


香港の郊外に元同僚が店を構えている。家宝は、姉と呼んでいる。
サンパンに乗り、つかの間の平静に寝てしまった瞳。「夢を見たの?」「教えない。」笑い合うふたり。
店に着いて、お互い挨拶を済ませ、雑談してる時、家宝の婚約者は自殺して亡くなったと聞かされ、その姉は同僚だったと知る。

その姉もまた、家宝に心寄せていたのである。夜になり、店を手伝いながら、ふざけている二人に姉は自分の気持ちに終止符を打った。
「姉さん、明日、街に帰るよ。」 「もう、戻ってくるんじゃない、恋の仕方は?」

親愛の抱擁に、複雑な思いを抱く姉。家宝も気づいていたのかも知れない・・・・・



「マイ・スィート・ハニー」・・・・・沢山の雛にエサをやる家宝に触れ、気持ちに素直になる瞳。その夜、離れの小屋で、ベッドに入る二人。抑えきれない家宝の思いに全てを投げ出し、身を任せる瞳。激しい愛を受けながら、背中に爪がたってゆく。
偶然のいたずらか、ペンダントの鎖が切れ、音を立てて床に落ちた。
「ごめんなさい」 続く言葉は、複雑に真実をゆがめて、気持ちを押し隠してしまった。


小さな橋の上で、別れを待つ男と女。
男に手渡されたものは、瞳が撮った写真と、あのオルゴール。
タクシーに乗り、悲しみに嗚咽を押し殺す瞳。呆然と見送る家宝。

警察署に出向き、真実を明らかにするため、強行に走る家宝は、ようやく開放された。
この仕事ゆえ、かつて恋人を死なせてしまった。やめる事に未練はない。


瞳を思い、再びピークを訪れ、贈られた写真を見て、一人煙草をふかす。
        聴きなれた音色が聞こえる。

振り返ると、そこには瞳が立っていた。逢いたかった瞳が音を奏でている。こぼれんばかりの笑み、お互いの心が浄化され、初めて恋人になる瞬間。


「我 叫 瞳」「我 叫 石 家宝」

抱擁。気持ちが行き交う長いくちづけ。

「どこにいってたの?ずっと 待ってたよ」

二人は、国境も過去も乗り越え、新しい明日に踏み出してゆく。
幸せは、愛あるところに訪れる、永遠に・・・・・・


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